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卵の発送と観察
今年のメダカの卵は、昨年同様に郵送します。一昨年は稚魚の状態で配布を行ないましたが、配送中の状態やなどにより、トラブルがありました。また、メダカは生命力がありタフなものの、配送後すぐに病気が発生してしまったり、飼い主の不慣れ(仕方ありません)などで、当研究所の指示が足りなく、死んでしまったケースもありました。(スミマセンでした・・・)
そこで今年は卵の状態で発送します。メダカの卵は、大変に丈夫な構造で、配送時のトラブルは、100%回避できるかと思います。卵を各々のご家庭で孵化させることになりますが、卵の中の細胞分裂・目の発達、生命の誕生(孵化)を目の前にすることは、大変に意義のあることだと思います。虫眼鏡などで毎日、観察するなど・・・興味は尽きません。メダカの卵は透明で大きさも適当なため、観察には最適です。
なお、死んでしまっている卵は、白っぽくなり、ピンセットなどで除去しようとすると、つぶれてしまいます。生きている卵はプリプリとしていて、非常に丈夫です。
卵の孵化後の水とエサ
メダカが孵化した直後、わずか3ミリの子メダカには、住み場所として小型水槽・裁断したペットボトル・タッパウエアーなどの小容器を、3・4個用意します。水量は底から5〜10cmくらいを目安にし、水深よりも水面の広さを優先させてください。(水に溶け込む酸素量に深く関係します。)
ペットボトルに関しては、ミネラルウォーターが入っていたものだけをご利用ください。お茶系・ジュース系のボトルを使用しますと、その成分がどんなに洗っても残っていることがあり、メダカにとってよくないというそのような報告も寄せられました。
使用する水に関しては塩素分(カルキ)を抜くために、日なたで汲み置きを3〜4時間行ない、必ず複数の容器にメダカを振り分けることがポイントです。もし病気などが発生した際に、全滅させないための処置となります。
メダカはタフな生き物ですが、稚魚ですから大切に育てて欲しいものです。エサは孵化後、約1〜2日間は必要ありません。それは稚魚の胸部に卵黄と呼ばれる養分が残っているためですが、個体によって吸収度が違うので、エサを与えるタイミングは、だいたい2日目を目安にすると良いかと思います。エサには同封してあります「テトラフィン」を使用します。
同封のテトラフィン
「テトラフィン」に関してですが、このエサは田口教育研究所の手作業で、非常に細かくしたものです。実際、この「テトラフィン」をショップなどで買い求めますと、チップ状の個体なので、意外に感じられるかもしれません。市販薬で「大田胃酸」という薬がありますが、あの細粒を目標にすると、子メダカの口の大きさにピッタリな目安です。
エサの1日の分量は、メダカ50匹に対して、小さな耳かきの1杯程度で十分です。分量が多過ぎますと、容器の底に沈殿してしまい、エサは腐ります。それが思わぬ病気の原因になってしまわないように、別売のスポイトで、残りのエサは、除去することをお勧めします。
メダカの主な病気の症状
1.ひれが裂けている。溶けてしまっている
2.体中に小さな斑点が見られる
3.外傷があったり、赤く発疹している
4.白いカビのようなものが付着している
早期発見と早期治療が効果的なのは、人間もメダカも同じです。治療方法については、詳しく下記に書き加えます。(更新中)
飼育後1ヶ月後
飼育後1ヶ月を過ぎた頃から、メダカを入れる容器を大き目(15cm×25cm以上)にして、水の容量(表面積)を増やしてください。この頃になりますと、成長の差が見られ、かなり大きくなった個体が出て来ると思います。あまり飼育密度が過密にならないように、ゆったりと育てます。
この頃から水草(ホテイアオイなど)を水槽に入れると、メダカの成長に効果的です。また、水槽は日当たりの良い場所に置くのが理想です。メダカはどちらかというと熱帯性ですので、水温が高い分には問題ありません。しかし、逆に水温4℃以下の環境に置いてしまうと、寒さで死んでしまいます。実際に、本州以北の北海道には自然生息していませんし、北日本にお住まいの方は、十分にご注意ください。
水の交換について
まず、塩素分を飛ばすことはメダカ飼育の基本です。問題は水の汚れについてですが、だんだん緑色になってきます。それを気にして水の交換を、たくさんしてしまう方がいらっしゃいますが、それが逆効果を生んでしまいますので、注意が必要です。
水が緑色になるということは、その水が健全であるという証拠で、プランクトンなどが発生するためです。水槽内側のコケなどが目立ち始めたら、子メダカを流してしまわないように、ペットショップなどで販売している、目の細かいアミなどですくい、半分ずつ新しい水に交換していきます。また、大き目のスポイトなどがあると、水槽内の汚物を吸引するのに便利です。
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